絵と猫とぐだぐだ

雑記ブログです。趣味で絵を描いています。漫画やイラストなども含めて、幅広く絵の好きな人に読んで貰いたいです。

ガラスと布を組み合わせた静物画2 No.36

 本来の制作期間から、随分と遅くに始めた「静物画」の本制作。

 それでも遅れた分を巻き返そうと、毎日頑張っていた。

 

制作と不安

 絵は、長い時間をかければ良いものになるという訳ではないけれど、細かな作業や丁寧な作業を心がければ、良いものを描くためには、それだけ時間もかかってくる場合が多い。

 課題制作は、普通は大学のアトリエで行うものなのだが、この頃の僕は、学校での制作を諦めていた。

 盗難や同級生達とのトラブルや、教員達から強要される納得のいかない描き方の指示や、今回こそ自分の納得のいく絵を描こうとしていたこと(教員達から、やろうとすることと違う指示を受けてしまう)等。

 これまでに書き綴ってきた、そういった事情等からくる諦めだった。

 

 この課題でも制作時間を測ることはしなかったが、毎日睡眠時間を削り、かなり長い時間をかけて制作していた。

 午前中の授業(講義)を終えると、自宅へ帰り制作を始める。

食べ物を買いにいったり、中途半端な時間に数時間の仮眠をとったり、細々としたことはあるのだけど、基本的にはずっと課題の制作を行っていた。

 絵の制作作業の為にいつも寝不足で、朝は早めに大学へ行き、授業のある教室の一番前の席で寝ていた。

 そうすれば、寝坊をしても授業の始まる時に、先生から(注意されながら)起こしてもらえる。

 この課題時での仮眠では、布団で寝ては起きれなくなってしまうと考え、殆ど布団で寝ることをしなかった。

 大学の授業内で制作をするとなると、1日辺りの制作時間では、昼過ぎから夕方までの3~4時間だろうか。

 授業の後も残って制作したとしても、19時頃には大学側で校舎のドアに鍵を閉め、アトリエは使えなくされる。

 そういう背景から、少な目に考えても、僕は普通の生徒の3~4倍くらいの時間をかけて1枚の課題を制作していた。

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 上の画像は、その当時のその作品で、画質が粗い印刷物から写真をとっている。

 実物が手元になくて、たまたまあって添付できるものがこれになる。

 

 絵について対して盛り込んだ考えは、思い浮かべるのは数秒のものだけど、それを文章に置き換えるには、長々と書き綴っていくことになってしまう。

 これまでの内容を簡単に書いてしまえば、結構な苦労と労力で描いた課題だったということ。

 これだけの密度を以て課題を制作している生徒は、同級生のなかには誰もいないだろう。

 そういう自負もしていた。

 僕の腕から考えても、持っているもの以上のものを描いたもので、これを講評会で教員達から「良くない」と言われたなら、もう歩み寄る要因もなくなるのではないだろうか。

 もしそうなったなら、絵の良し悪しの判断基準が、僕とこの大学の教員達とは駆けな離れすぎていて、僕がどんな力作を描いても、理解なんかして貰えないということだろう。

 この絵の題材のなかに、教員達の指示を否定した内容も盛り込んでいるけれど、絵に打ち込んできた者ならば、その絵が頑張って描かれたものなのか、ある程度の力量を持った人の絵なのか、そんなこと位は解る筈なのだ。

 否定といっても、それを契機に前向きのやり取りをしたい気持ちからのものある。

 それ等を僕の絵から全く解って貰えないとなった場合、大学の教員に対して、僕は多くの失望をするだろう。

 そういう流れにならないことを、僕は願うばかりだった。