絵と猫とぐだぐだ ~髙木元就

雑記ブログです。趣味で絵を描いています。漫画やイラストなども含めて、幅広く絵の好きな人に読んで貰いたいです。

画学生時代の話

平田先生1 No.91

北海道の実家へ 大学へ入学してから、はじめて実家へ帰ることとなった。 時期としては、8~9月の夏休みだったと思う。 通っていた美術大学は愛知県で、そこから北海道への移動には、それなりのお金がかかる。 それまでの母は、正月などに帰るように言ってき…

大学への呼び出し3 No.90

学ぶ過程 K先生(女子)から借りたノートは、僕のフレスコ画の制作が終わってから初めて目を通した。 この数日で本を読み漁り知ったフレスコ画の知識は、K先生(女子)のノートからも外れた内容ではなかった。 そのことが、良くも悪くも、僕の自信になっていた。…

大学への呼び出し2 No.89

フレスコ画の準備 K先生(女子)から電話をもらい、指定された日時に研究室へいく。 そこにはK先生(女子)がいて、上級生(4年生)の数人も待機していた。 K先生(女子)の書き控えたフレスコ画についてのノートを貸してもらえ、ノートを読んだ上で制作を頑張るよ…

大学への呼び出し1 No.88

フレスコ画の授業 日本画の授業のなかで、フレスコ画をやることとなった。 これは課題や提出物という強制的なものではなく、希望する生徒には参加してもらうという程度のものだと聞いていた。 授業での話は少しだけ置いておいて。 まずはそのフレスコ画のこ…

K先生(女子)との接触 No.87

担当教員への求め 画仙紙に墨を主に使い、自画像を描いていた。 僕は研究室(日本画の職員室)へ行く度に「3年生の担当教員であるA先生(男子)に絵を見て貰いたいです」と求める。 しかし、僕の求めに対して、A先生(男子)に会わせて貰うことは一度もなく、いつ…

絵柄と破墨 No.86

今回の話の流れとしては、複数の絵柄を持つことについての話を語り、それから破墨(はぼく)という技法を学ぼうとしたことを語る。 実際の処、破墨を学ぶのは中途半端に終わったのだけれど、その破墨をやる過程がK先生(女子)との会話の切っ掛けとなる。 そうい…

同じことの繰返し2 No.84

講評会へ向けての約束 僕はS先生と約束していた。 課題制作の方向転換を強要してきた意味や内容について、その説明を講評会で必ず行ってくれると。 しかし、その課題の講評会の当日、約束を交わしたS先生と、担当教員であるA先生(男子)も用事があるというこ…

同じことの繰返し1 No.83

裸婦の課題を終えて、いつもの課題に切り替わってからの話。 結論的な話を書いておくと、3年生になってから始まった自由課題を契機に、僕はある先生から「他の生徒の迷惑だから、もう学校には来るな」と怒鳴られる。 そうして僕も、大学でのアトリエ(教室)…

3年次の新入生歓迎会 No.82

裸婦のデッサンと着色写生の時の話は、今回まで続く。 放課後に行ったK先生(女子)とS先生と、他の生徒たちとの話し合いのことについて、多少の葛藤もあった。 あの話し合いの場で、僕がこの美術大学で受けている仕打ちを話していくすべきだっただろうか。 も…

3年次の裸婦のデッサンと着色写生3 No.81

放課後に行ったデッサンの話 ここで書いていく話は、K先生が『一枚の葉っぱ』の話をした翌日~数日後辺りでのこと。 裸婦のデッサンを進めている時に、K先生(女子)は教室の生徒たちにこう話す。「みなさん、この授業時間が終わったあとで少しお話ししません…

3年次の裸婦デッサンと着色写生2 No.80

これ迄と違った流れ デッサンでの話は、根本的な部分で同じことを繰り返している。 僕としては。 黒いデッサンに拘るつもりはないが、鉛筆でも木炭でも、濃い濃淡での描きたかを苦手としている。 自身の絵の向上の為には、そこは通らなくてはならない部分と…

3年次の裸婦デッサンと着色写生1 No.79

進歩のない経過 3年生になってからの課題は、裸婦のデッサンから始まった。 デッサンを描くに関して、今回も教員たちからは何ら説明などはなかった。 ただ課題として、裸婦のデッサンと着色写生の課題が始まっただけだ。 2年生の頃は、裸婦のデッサンや日…

美大3年生の新学期2 No.77

再受験への意思 入学して数ヶ月経過した辺りから、ずっと思っていたこと。 僕がこの美術大学へ入学するまでに身に付けた絵を描くための技術は、そんなにも程度の低いものだろうか? 日本画と洋画の違い、ということも有るかもしれないが、僕は大学へ入学して…

美大3年生の新学期1 No.76

進級問題 二年生の年度末。 課題関係では、全部を提出できたわけではないが、やれるだけのことはやった。 しかし、本来の段取りなどは無視して制作してきた為、この課題が提出物として通ったのかどうかわからないまま、日にちだけ過ぎていく。 大学事務を通…

美大2年生の年度末 No.75

S先生との約束のなかで、I先生を増やした話し合いを行うか、課題や授業関係での再説明を受けるか、どちらかでの連絡が来る筈だった。 しかし、そんなものは幾ら待っても来ない。 僕は課題関係の締切関係で苦しんでいて、S先生から連絡が来ないことに不安を…

S助教授との話し合いと約束 No.74

今回も、細かな話を長々と書いていく。 アメーバブログでこの記事を書いた時は、思い出すのに結構な時間を書けたし、後から思い出したこともあったりで、修正も何度かした。 読み返してみて、もっと少ない文章にまとめられる部分は多いのだが。 これから先の…

平田先生との最後の会話 No.73

ここでの話は、時系列でいうと少し時期は遡る。 タイトル通りの平田先生と電話での会話をしていたのは、裸婦のデッサンか着色写生をしていた時期で、夏から秋にかけての時期だった様に思う。 このブログではこれ迄に、裸婦の幾つかの課題の話を一連の流れで…

狩野派と、円山応挙と円山派 No.72

日本画の流派のなかで、円山派というものがあった。 僕は、日本画の流派のことはあまり詳しくなくて、でも画学生の当時に好んだ竹内栖鳳の兼ね合いから、円山派の事くらいは、少しだけ知っている。 本当は画学生時代に、そういうことも知っておきたかったと…

裸婦の日本画制作4 No.71

電話 講評会での批評について、僕は講評会の場で会話を続けることは諦めたが、時間を改めて会話しようとしていた。 その改めた話の前に、母との電話の話を書こうと思う。 アメーバブログでこの話を書いていた時には、この話の後に、母との電話の話を書いてい…

裸婦の日本画制作3 No.70

見間違えた絵の批評 まず、気になっていたS(女子生徒)の作品の批評の話から。 僕はS(女子生徒)の作品を遠目でしか見ていない けれど、何度見ても僕の描いた作品とそっくりだった。 その作品への教員たちの対応も、他の生徒たちと同様に酷評だった。 S先生「…

裸婦の日本画制作2 No.69

見間違う絵 納得ないかないまま、完成の目処もついていない課題を持って、講評会に出席する。 この時の講評会に出席した先生は、S先生とI先生である。 講評会へ出席すると、同級生の描いた作品のなかのひとつで、僕の作品とそっくりなものを見付ける。 遠目…

裸婦の日本画制作1 No.68

制作に対する指示 裸婦の日本画制作は、それまでに制作した着色写生やデッサンを見ながら制作する。 この時の下図相談も、見て貰うのはS先生だった。 僕自体は、それ迄のS先生とのやり取りなど全く意識せず、それ迄通りというか、臆せず堂々と話しかけるよう…

絵とモラル No.67

先に結論を S先生から『絵を描くのに、モラルなんか関係ない』という言葉をかけられて、当時の僕は、日本画画家の安田靫彦のことを頭に浮かべた。 安田靫彦の話の前に、今回の話の結論を書いておくと。 僕個人は、絵とモラルは関係あることを信じている、と…

収束の方向 No.66

Toの手紙 モデルさんでの一件の後、S先生とA先生(女子)からは、時折、挑発の様な批判を受ける。 この頃によく言われていたのは、僕の考えていることは、何もかもが全て勘違いだということ。 同級生との件ばかりではなく、日本画教員達が教えていることに対し…

日本画制作の為の裸婦デッサン9 No.65

辻褄合わせの行動 裸婦の写生の為に教室に行き、自分の制作場所に座る。 教室内では、昨日に起こった問題を同級生達はヒソヒソと噂している。 これくらいの声なら聞こえないだろう、という意識もあるのだろうが。 僕はこれまでずっと、何を言われても知らな…

日本画制作の為の裸婦デッサン8 No.64

翌日の動向 モデルさんの件で、トラブルのあった日の翌日。 午前中の授業では、特に何もなかった。 僕に気付かれないように、ヒソヒソと話しているのはあるが、そういうものまでもをどうこう言うつもりはない。 この何もないとこと自体は当たりことなのだが…

日本画制作の為の裸婦デッサン7 No.63

教員達からの質問 その日の裸婦の写生の時間が終わった後、K先生(男子)から「研究室に来なさい」と言われて研究室に行く。 因みに、その日はたまたまS先生は学校に居なく、S先生以外の先生全員が研究室で僕を待っていた。 K先生(男子)は「それで、何があった…

日本画制作の為の裸婦デッサン6 No. 62

焦燥 いつまでも繰り返すToの騒ぎに、僕は焦りと苛立ちを覚える。 その焦りの一番の要素は、早くモデルさんに謝りたいという気持ちで、ポーズの時間が来たり、細々とした事柄等で、謝るタイミングを逃してしまうということ。 少し前まで、Toと一緒に僕やモデ…

日本画制作の為の裸婦デッサン5 No.61

生徒の絵の傾向 着色写生を進めていても、やはり僕の作品だけは感じが違う。 美術大学の同級生のなかには、S(男子)の様に、多浪して入学してきた者も何人かはいた。 でも、多浪しているから力があるかというと、そうでもなくて。 特に2~3浪もしていると、本…

日本画制作の為の裸婦デッサン4 No.60

デッサンから着色写生へ 1年次から、特にS先生とA先生(女子)から、デッサンも日本画制作も、まわりの生徒の制作をお手本として見て、それと同じ絵を描けと言われてきた。 だが、僕には同級生の絵を、そんな風には見れない。 漫画や浮世絵の様に輪郭線を探っ…